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悪狗陀 狸人さんの遺書

戦後リテラシー

身内の話で恐縮ですが、GWに母の喜寿祝いを新宿の某レストランでやった。姪っ子2人も弟夫婦と神奈川からやって来たのだが、食事が始まるとそうそう飽きてゲームをしたり、ラノベを読んだり。
それを見たこちらが飽きれてしまうのだけど、彼らにしてみれば「関係ないことらしい」。

説教してやろうと喉元まで言葉が出かかったが、どうやら頭の禿げた伯父の話を素直に聴ける時期は過ぎてしまったみたいだ。とても残念に思った。

自分に関係ないモノコトなど、ひとつとしてない。東洋思想のなかで生きるようになった今では、強くそう思うようになった。いやいや、アメリカ大陸の先住民だって『ローリングサンダー』のなかには、カメムシを木の棒でつついたら突然の雨が来る、なんて話もある。

そこで、戦後リテラシーの話である。
安保、原発(核発電所ね、春樹流)、沖縄。

若い世代の人々はどう思ってるのだろう。
やべえ。やべえぞ。この流れでホントにいいの?いいんならいいけど、そんなに覚悟あるの??
頭の禿げた東洋思想を持つオヤジの説教は届くのだろうか?

本を読んでみた。内田樹著『街場の戦争論』。
内田氏や池澤夏樹氏が朝日新聞のコラムのなかで、いわゆるリベラルの知性主義者たちが「アメリカ属国論」を声高にいいはじめた。
ポツダム宣言、サンフランシスコ条約、の枠組みの世界のなかに、戦後日本が在る。
安保や沖縄の問題と日米地位協定、の関連性。原発がなくならないことと、日米原子力協定のこと。憲法よりも協定は優先する「属国」の性。国民だけでなく、中枢も「奴隷市場」の住人だ。
駅前で浜岡原発の廃炉署名をしていた70代左巻きの人たちは、本当に憲法9条がこの国の平和を守ってくれていると信じて疑わない。本気で信じてる。お上に声が届けば政策が変わると、脳天気なう、なのだ。リアルじゃない。

そしたら、どうすればいいのか。生き残った人たちの声を聞いてみよう、と思った。
坂井三郎、という零戦の名手だった飛行機乗りと航空学者の対談『零戦の秘術』。これは戦争の本ではなく、「術」を語った本だと思う。「術」とは、肉体というハードを持ったこの世できちんと生きるためのカタチ、仕様だ。
「属国」というのはある意味、楽チンだ。自分たちで考えて行動しなくても、アチラからそれとなく指令がやって来る。アチラのシマを荒さなけば、分け前も適当にくれる。
「属国」でなくなる、というのは自分で考えて判断して行動することだ。怖いでしょ?不安でしょ?周りは敵だらけかもしれない。だから生きる「術」が必要なんだと思う。そして、この国にはその「術」がある時期までは確かにあったのでR。司馬遼太郎は日露戦争までといい、内田先生の本では、ギリギリ、ミッドウエー海戦まで(ワタシの曲解)、だと書いてあった。内田先生は、戦後、手塚マンガや黒澤フィルムには受け継がれた、としている。そういうのは氏の真骨頂。

もう1冊。生き残った海軍のインテリゲンチャの対談。『特効体験と戦後』。東大から学徒で戦艦大和へ乗り込み生き残った、吉田満氏とおなじみ『死の棘』の島尾隊長の対談。
これ読んだら戦争なんてとんでもない、たとえどんな理由があったとしても、と思わされる。というか、思った。つらい。苦しい。悲しい。二次元の戦闘と違うぞ。まったく違うぞ。

ま、ま、ま、ま、ま。
「やられたやりかえす」「やるときはやるぜ」という信条も持っているので、戦いを全否定してガンジーの境地には至れない49歳ですが、できるだけ争いはしたくない。する状況にいたくない。そこからは逃げたい。武術をなんで学ぶかという理由の一つは、いかにして戦わないかということを学ぶことだ。アンチテーゼ。戦うことを学ぶことは、戦わないことを学ぶことだ。

さて、そろそろ話をしめなければ。
でも話がどんどん拡がってしまう。

6月にパリに行きます。ヨーロッパで考えてこよう、と。

2015年5月13日悪狗陀 狸人

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