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レッド石黒さんの遺書

ともだち

最近気がつけば「友達」のことばかり考えてる。
「家族」や「親戚」はわかりやすい。
血縁を軸にしているため、「AにとってBは家族だが、BにとってAは家族ではない」という関係性が論理的にありえないからだ。
同様に「同級生」や「同僚」などの組織を軸とした関係性もわかりやすくできている。
その点、友達は複雑だ。
「知り合い」や「親友」といった言葉も手伝って、曖昧でひとりよがりなランク付けが生じてしまう。
自分は友達だと思っていても、相手はただの知り合いだと思っているかもしれない。
また自分は親友だと思っていても相手はただの友達だと思ってたり。
明確な定義がない。

と、20世紀に少年時代を過ごしてきた自分などは思うわけだが、最近はそこらへんが変わりつつあるのかもしれない。
そんなことを考えはじめたきっかけは他でもない、アメリカの「Operation TOMODACHI」ーー 友達作戦だ。

同じ頃、国連安保理決議を受け、アメリカやヨーロッパ諸国はリビアに対する軍事攻撃を開始した。
アメリカの作戦名は「オデッセイの夜明け」。
ちなみにイギリスは「エラミー作戦」、カナダは「モバイル作戦」、フランスは「ハルマッタン作戦」。
いかにもアメリカらしい。
情緒に訴えかけてる。

ルース・ベネディクトの『菊と刀』を持ち出すまでもなく、アメリカという国はマーケティングに対する造詣がとてつもなく深い。
そのアメリカが日本に対する救援活動に「友達」という作戦名をつけた。
現代日本の文化をベースに震災に見舞われている今現在の心理状態を鑑みて、そう名付けたわけだ。
それ以来「友達作戦」に対する日本人の印象をテレビやインターネットでつぶさに観察してきたが、今のところ悪寒や吐き気を催してる日本人はほとんどいないと思う。
そういう意味ではマーケティングがきっちり結果を出している。

そんな中、ふと思い出したのがFacebook。
mixiでもいい。
○○さんから友達(マイミク)申請が届いています。
申請を承認しますか?
はい。カチッ。
以上。
これはわかりやすい。
Facebookやmixiの世界で「AにとってBは友達(マイミク)だが、BにとってAは友達(マイミク)ではない」という関係性はありえないからだ。

アメリカと日本の国家間において、友達の承認はたぶん条約の調印をもって行われたのだろう。
日米安保条約を承認しますか?はい。カチッ。
そんなやりとりが1951年と1960年にあったんだろうな。
Facebookもmixiも一度承認したらなかなか解除はできない。
そんなふうにして日米安保も以来自動延長されてるわけだ。

喧嘩っぱやい同級生と友達になると、当然自分も喧嘩に巻き込まれる。
平和を愛する人はたまったもんじゃないかもしれないけど、それは仕方がないことだ。
自分で友達になったんだから。
しかし昔なら年月とともにだんだん疎遠になっていき、「友達」から「昔の友達」に自然と変質していったものが、今は何年経っても、何十年経っても「友達」として常にホーム画面に表示され続けるシステムの中で我々は日常を過ごしているのだ。

果たして今中学生でFacebookをはじめた子どもたちは、年老いてからもその状況に耐えられるのだろうか。
成人式以来50年間顔を見てない友達がずっとホーム画面で微笑んでいる日常。
もし耐えられるとしたら、その時は「友達」という言葉の意味自体が変わってるんだと思う。
なーに、21世紀少年には21世紀少年の文化があるのだ。

かつて20世紀には「友情」という言葉があった。
果たしてこれはこれからどんな意味で使われてくんだろうな。

とりあえず今日のところは先頃日本での活動の無期限延期を発表した、少女時代の『My Best Friend』でお別れです。
おやすみなさい。

2011年3月25日レッド石黒

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