インターネットにお墓を作ろう! - 人生まとめサイト【bochi】

bochi はインターネット上に自分の「お墓」を作っていく、終活支援のための人生まとめサイトです。

悪狗陀 狸人さんの一般公開遺書一覧RSSフィード

悪狗陀 狸人さんの遺書

ストレンジ・デイズ

昔の人は風が「情報」を運んでくると思っていた。
風の温度や湿度や匂いで、明日の天気がわかった。
ところがどうだろう。
放射能は匂いも足音さえ立てずやってくる。
僕らにはなんの「情報」もない。

地震津波の自然災害と原子力発電所の爆発は、
同じフェーズで語ってはいけないと思う。

「善人」になるくらいなら言いたいことを言って
「トンデモない奴」と呼ばれた方がいい。
原子力発電や放射能について、いろいろ書いてみることにした。

*3月某日

桜餅を買いに行ったら、
和菓子屋で原子力の話になった。
「しかしアレだな、アレは太陽だな。太陽みてぃなモンだな。
人間が太陽を造っちゃいけねえよな、神様じゃねえんだから。
最近はテレビも朝日ニュースターしか見ねぇよ。
嘘ばっかだもん民放はさ。」
そうだ、確かにネットから得られる情報の方が有効だったもの。

本屋さんにいったら、また原子力の話に。
「やっぱこういうのは、根っこを知らないといけないよね。
誰が何の為に始めたかってさ。
日本で原子力を始めたのは、中曽根康弘と正力松太郎だね。
当時はアメリカにホントに復讐したい人たちがいたのよ、
核武装してさ。」
そうだ、それがいつのまにか利権の温床になって、
原子力産業は金になると志のない人々が群がったんだな。

高校の先輩が健康食品のセールスにやって来た。
(もちろん買わないけど)
「今回の原発の事件でわかったんだけど、
原子力の産・官・学と医療業界も同じ構造なんだよね。
ま、どの業界もそうかもしれんけど、
人の生死に関することだからタチが悪いよね」
まあまあ、僕もそう思うけど、
先輩には悪いけど健康食品は買わないよ。

知人の若奥さんが来た。滅多にウチに来ないんだけど。
「実は、主人が震災以降ネットばかり見てて全然仕事しないんです。
地震兵器がどうのこうのと真顔で言うんです。
毎晩聴いてたら肩が凝っちゃって」
「それってニューメキシコから送ったってヤツ?(笑)」
本気で言っている輩、結構いました。
あと、被災地に念を送るとかいうオカルトな人たち。


大事なのは、
自分で考えて判断して行動すること、
そしてその責任は自分がとること。
科学は信頼してもいいけど、信仰してはいけないということ。
こんなことは有事でなくっても、
わかってなくてはいけないんだけど。


* 4月某日

現場に行こう。でもフクシマには行けないから、
そこで、浜岡原子力発電所・原子力館に行ってきました。

往診先の掛川市から8キロほど東へ
国道150号線をとばす。
御前崎市へ入って原発へ2キロほどになると、
急に舗装がよく施された二車線になる。
補助金のせいだろうか、小ぎれいなバイパス風の道沿いに
量販店やレストランチェーン店が並びだす。

丘を上った先の遠州灘沿いに浜岡原子力発電所があった。
桜がきれいに咲いていた。
フクシマとほぼ相似。
海沿いに建つ無機的な大きな箱状のモノ、数機。

原子力館には、
3号機原子炉と同型のレプリカが展示されていた。
大きい。ビル4階分くらいある。
原発推進派の洗脳パネルが並んでいる。
「日本はエネルギー小国だから。
石油は遠くない未来に枯渇するから。
プルサーマルは再生可能なエネルギ−だから。
二酸化炭素は排出しないから。」
これらが「大義名分」としてあった。
一見マトモに論じられているこの話の穴に
気づかないほど、僕の脳はメルトダウンしてはいない。
なんだか信仰宗教の勧誘の方法と似ていなくもない。

エコからエヴァへ。(笑)
1号機とか、2号機とかまさにエヴァだ。


* 5月某日

放射能に関する発言で有名になった
中部大学の武田邦彦教授が気になってブログを覗く。
この先生はテレビで発言するのを見るのもおもしろけど、
文章の表現のほうがスマートでいい。

武田氏の他の分野の著作『大麻ヒステリー』(光文社文庫)
を読んでみた。
大麻をめぐる歴史の記述
(とくに合衆国の禁酒法からの流れ)がおもしろい。
でも、なぜ禁酒法が関係するの?
「何事も、自分の頭で正しいどうかを判断するためには、
判断の対象になるものを直接的に知るだけではなく、
その周辺の物事の理解が必要です。」だって。なるほど。


*5月某日

ふと、村上春樹のエルサレムでの受賞挨拶を読み返そうと思った。
「壁と卵」(『村上春樹雑文集』に収録)から引用。
以下、
「(略)我々はみんな一人一人の人間です。
システムという強固な壁を前にした、
ひとつひとつの卵です。
我々にはとても勝ち目がないように見えます。
(略)もし我々に勝ち目のようなものがあるとしたら、
それは我々が自らの、そしてお互いの魂のかけがえのなさを信じ、
その温かみを寄せ合うことでしか
生まれてくるものでしかありません。
(略)システムを我々に利用させてはなりません。
(略)我々がシステムをつくったのです。」

うん。パンク魂に火が点いた。ライト・マイ・ファイアー!

奇妙な日々は続く。

2011年5月14日悪狗陀 狸人

悪狗陀 狸人さんは現在存命中です。悪狗陀 狸人さんの一般公開遺書アーカイブはこちらです。

ログイン

次回から自動的にログイン

パスワードを忘れた方はこちら

新規登録はこちら

bochi運営室からのお知らせ

2016年11月14日
音楽プレーヤーの埋め込みについて
2014年02月21日
お墓の天気について
2013年12月16日
メインメニューデザイン変更
2013年09月15日
お墓ページ全面リニューアル
2013年07月06日
仏間とお墓の全画面表示
2013年05月25日
仏間全面リニューアル
2013年04月14日
一般公開用お墓の関係者表示