
レッド石黒さんの遺品

ダンス・ダンス・ダンス(上・下巻)
- 作者名村上 春樹
- 発売元講談社文庫
- 大切度
- 掲載日2009年04月12日
はじめて読んだのは確か25、6の頃で主人公より10歳近く若かったのですが、今回「壁と卵」のスピーチを受けて久しぶりに読み返してみたら、知らない間に主人公より10歳も年を取っててびっくりしました。
この作品の中で「高度資本主義社会」と呼ばれているその時代は、後に「バブル」という称号を得ることになります。
「経費で落とせる童話」というメタファーは、その時代の空気を一言で見事に表現しているなあとあらためて思いました。
村上春樹の中で今でも一番好きな作品です。
「人というものはあっけなく死んでしまうものだ。人の生命というのは君が考えているよりずっと脆いものなんだ。だから人は悔いの残らないように人と接するべきなんだ。公平に、できることなら誠実に。そういう努力をしないで、人が死んで簡単に泣いて後悔したりするような人間を僕は好まない。個人的に」
(下巻 213ページ)
※レッド石黒さんは現在存命中です。レッド石黒さんの一般公開遺品アーカイブはこちらです。
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