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ちづえ14世さんの遺書

天使たちのシーン

雨は降りそうで降らない。
緑は揺れそうで揺れない。
湿気をたっぷり吸い込んだ空気は重く、
だるーい、だるーい、だるくてたまらない。

小沢健二の「天使たちのシーン」は、
ちょうどこんな時に聞きたくなる歌。

とてもとても長い曲で、
ふわっとはじまってふわって終わっていく。
とらえどころのない叙景的な詩に、
たんたんと時間が流れる。

学生時代にしていた服屋のアルバイト先で知り合った先輩は
小沢健二の大大大ファンだった。
けんじと呼び捨てにし、けんじ似の人を紹介しろと私に言った。
だけどあたしの回りにはそんな人は一人もいなかった。
あまりにしつこく言ってくるので、
とりあえず色白の友達にお願いして、
マッシュルームカットにして紹介することにした。
けんじは絶対マッシュルームじゃないといけないのだ。

そんな先輩から小沢健二を知った。
彼はフリッパーズギターの背の高い方で、
あたしも当時フリッパーズキターをよく聞いていた。

小沢健二のファーストアルバム
「犬は吠えるがキャラバンは進む」の7番目に
収録されている天使たちのシーン。
うろ覚えだけど、コンサート中に亡くなった
スタッフの方への追憶として誕生したらしい。

誰か離した風船、返事じゃない言葉、子供たちがかわす約束、
遠い町の物語、宛のない手紙、本当の言葉、本当の扉、
にぎやかな場所でかかりつづける音楽、

何者にも縛られることのない、
素敵な世界が広がってみえます。

2009年7月1日ちづえ14世

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