やすのりさんの遺書
落合の意図
井上一樹の4試合連続スタメンの理由をずっと考えていた。
なんで小池でなく、井上なのだ。
これといった理由がまったく思い浮かばない。
しかし、その意図が緻密な落合の思惑だと知った時、
思わず愕然とし、驚嘆した。
その理由。
ドラゴンズの天敵であるヤクルトの館山攻略だった。
ドラゴンズは館山に昨シーズンから7連敗している。
いわば館山にカモにされているのである。
クライマックスシリーズで対戦する可能性のあるこの館山は
何としても攻略しておかなければならない相手。
そこで落合は9月13日のヤクルト戦に、
中4日で館山が来るのを見極め、
その前の3試合を井上をスタメン起用した。
井上は昨季、館山を9打数3安打、
打率3割3部3厘と打っていたのだ。
スタメン野手ではウッズに次ぐ館山キラーだった。
この井上を落合は我慢してスタメンに起用した。
わずか打率3分4厘の選手を、
4日連続使い続けたのである。
そしてその落合の意図に井上は応えた。
初回2死1,2塁、痛烈な井上の打球は、
昨年までドラゴンズにいた森岡の頭上を越え、
ランナー2人を返すタイムリーで、
初回にして館山の息の根を止めた。
「きょうはカズキに聞いてやってくれや。中4日で館山が来るのは
分かってた。そこまでがまんしたんだから。今日打てなかったら
ファームだった。だから今日はカズキに聞いてやって」
試合後の落合のコメントである。
11日に今シーズン初ヒットを打ち、
ベンチで号泣していた井上に、笑いながらポーンと頭をたたく落合。
案外思ってたより良い人間かもしれない。
しかし3連敗した8月25日~27日の巨人との首位攻防戦に
イビョンギュを使い続けた意図は未だに不明である。
何か意図があったに違いない。
しかしその意図は思惑からはずれ、
ドラゴンズはこの3連敗によって今シーズン優勝を逃した。
2009年9月14日やすのり
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