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年末年始の出来事

押しせまった年の暮れ。
恒例になっている忘年会を兼ねての同級生の集まり。
どうでもいいような、くだらない会話が永遠に続く。
あの時おまえがあぁした、こうした。
酒が入ってるから話しがくどい。
好きだった娘の名の告白タイムまであり、
ほんとうにくだらない話題で盛り上がる。
今回は例年になく多数の人数が参加し、
卒業以来３０年ぶりの顔ぶれも。
この会のためだけに帰郷した者もいる。

この年代はやはり野球好きが多い。
「元旦から野球やろうぜ！」
「元旦の朝、集合な！」
元旦早朝野球が決定した。

元旦の野球はそれぞれのJrも同伴し、
本当に楽しい時間を過ごした。
その日の監督役はO氏。
現在小学校の教諭をしており、
もう１０年以上野球部の顧問。
彼のボールを久々に受ける。
「キャッチボールするの３０年ぶり？いや３５年ぶりか？」
彼がミットをさばきながら言う。
当時は彼と本当によく野球をしたものだ。
昔の記憶がフラッシュバックした。
S氏のJrは中１で小学校からずっと
野球をやっているだけあって投げる球が
ビュ～ンと手元で伸びる。
素質は親のS氏より数段上である。
ウチの息子は監督から、
「２歳上のレベルだ」
と賞賛を浴び有頂天。
昔からその監督はお世辞をよく言っていた。

「忘年会と元旦野球を恒例にしようぜ」
「あぁ、また来年この場所で」
と約束を誓いあった２０１０年の元旦である。

2010年1月2日やすのり

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