ちづえ14世さんの遺書
神聖なスポット
金華登山の帰り道コース、
瞑想の小道の途中に小石を積んでみたのだ。
金華山は手軽なハイキングコースとして、
今ではたくさんの人に愛される山で、
頂上にそびえたつ岐阜城はまさに、歴史のかたまりだ。
そんな山に神聖なスポットを作ろうと、
登るたび少しづつ積んできたのだ。
目的が一つ増えて登る事が一つ分楽しくなった。
登るたび、自分が積むより大きくなっているのを見て、
少しづつ自分の手を離れているのに気がついた。
手を合わせて頭を下げる。
神聖なスポットが生まれる時って、
きっとこんな感じなんじゃないかって。
人の力とは思えない、もっともっと偉大な力に、
なんでか人は神の存在を見つける。
それをぜひ形にしたい、と思うのが人間なんじゃないかって。
意味のないものに意味を持たせるのもきっと人間だからなのか?
神聖なスポット計画は順調に進んでいるかのように思えた。
私も積み続け、手を合わせ続けた。
安易な考えから始めた事だけど、充実感があった。
ある時、それが壊された。
すっかり元の風景に戻っていた。
2011年11月29日ちづえ14世
※ちづえ14世さんは現在存命中です。ちづえ14世さんの一般公開遺書アーカイブはこちらです。
ログイン
bochi運営室からのお知らせ
- 2018年06月24日
- 総括の順位選択仕様変更
- 2018年04月04日
- bochi10周年記念おまいレージ10倍キャンペ
- 2018年01月25日
- 平均余命を更新しました
- 2018年01月23日
- お墓の天候が反映されない不具合について
- 2016年11月14日
- 音楽プレーヤーの埋め込みについて
- 2014年02月21日
- お墓の天気について
- 2013年12月16日
- メインメニューデザイン変更