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ちづえ14世さんの遺書

再会

金華の帰り、岐阜公園を歩いている時に、
「ちーちゃん!」という声が聞こえてきたんです。
あたしはその日に限って、大きく転んでトボトボと下を向いていて。

理解するまでにちょっと時間がかかった。
「ふーちゃん?」

うわー、ふーちゃん!
気付くのに時間がかかった分、大きく飛びついて何とかカモフラージュ。
ふーちゃんは中学の同級生、しかも当時一番仲良しだった。

ふーちゃんはちょうどその日が金華初登山だと言った。
子供とお友達とその子供で登りに来たという。

「ごめんちーちゃん、私こんな子でも登れるからって見ていたら、それがちーちゃんやった」って。
え、こんな子?それあたし?
ガーン、笑い飛ばしたけど、正直傷、ついたね。

でも昔から変わってない、ふーちゃんの正直なところは好きだ。

正直?そう、正直なのよ、ふーちゃんって。
ガーン、やっぱあたしは誰から見ても登山には適していない体型って事ね。
ガーン、ガーン、ガーーーーーーーーーン。

注射や。
不安を取り除くため、なるべく小さい子供を探す。
「こんな小さな子でも大丈夫なんやからあたしだってきっと大丈夫」って。

ふーちゃんはスラっとしてる。
子供4人のお母さんとは思えないぐらいスラっとしてる。
で、太っている人を探していたら、それがたまたまあたしやった。

傷ついたの通り越してなんか笑える。
だってそれが何年ぶりかの再会だなんて。
でも笑いながらちょっと泣ける。

再会は突然やってきます。
久しぶりなほど衝撃は強く、そのシーンは強烈に残ります。
とほほ。

2012年6月12日ちづえ14世

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