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やすのりさんの遺書

ワインドアップ

ナゴヤドームでのホーム最終戦のチケットを
買おうかどうか迷っていた。

「もしかしたら・・・・。」

しかしそれが杞憂に終わりそうで胸をなでおろした。

先日の息子の少年野球での試合。
序盤の1,2回に7点を入れ楽勝ムード。
しかし2番手投手が打ち込まれ、
相手チームがだんだん追いつめる。
相手のムードに押され、こちらの打撃も湿りがちになる。
ついに7対6まで迫られ、そして迎えた最終回。
この回を0点に抑えれば勝てるという場面、
3番手の投手として息子はマウンドに上がった。

「ランナーがいない時は振りかぶって投げろ」
コーチにそう言われたときから、息子はワインドアップを練習した。
腕をできるだけ伸ばし、ひじを曲げないことによって
低い身長を高く見せ、相手を威嚇する。
来る日も、来る日も大きく振りかぶって練習をした。
そして、いつしかワインドアップを習得した。
そのワインドアップがマサのそれと似ていると
気づいたその最終回。

9月8日のナゴヤドーム。
2ケ月ぶりのマウンドに上がった山本昌。
5イニング1/3を0封する見事な投球であった。
「余分だと思ってもこれだけは譲れない」
自身のワインドアップについてマサは語る。
ワインドアップで投げることを
だたかっこ良いからとシンプルな理由を語るマサ。
9月8日のピッチングからすると
来年もマサの投げる姿が見られそうで、
ほっと胸をなでおろす。
また来年もマサのワインドアップが見られる。
ホーム最終戦のチケットを買うことやめた。

マサのように0点に抑えることはできなかったが、
なんとか引き分けで終わらせた。
勝率10割を継続するチーム。
期待に反して負けないという妙な構図。
これからもマサ、そして息子のワインドアップから
目が離せない・・・。

2012年9月10日やすのり

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