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歯医者に望むこと

今日は先週に引き続き2回目の歯医者でした。
今通っている歯医者を選んだ理由は、以前治療した時インフォームド・コンセントな感じに好感が持てたからです。
今回も「虫歯になってるけどどうします？」とか「麻酔打ったほうがいいと思いますけどどうします？」とかこちらの意向を逐一訊いてくれました。
それ自体はとてもありがたいのですが、反面決定的な判断材料の提示がありません。

居酒屋だっておすすめメニューにはちゃんと値段が載っています。
興味を惹かれても値段を見てぐっとがまんすることができます。
「麻酔1本198円！」みたいな看板を屋外に出せないのはわかりますが、せめて治療室には目安となる価格表を置いといてくれてもいいような気がします。
壁に貼っておいてくれてもいいです。

仮に治療費が3,000円として、死亡予定日まであと30年だったら、1本の歯に年間100円投資するのと同じことになります。
その辺、余命とコストのバランスを見ながら投資に対するイエス、ノーの判断ができるようにしてくれたらとても嬉しいです。
あと撮影したレントゲン写真の元データとJPEGなどに書き出した汎用データを合わせて最終日にCDでプレゼントしてもらえたらなお嬉しいです。

大先生に面と向かって力説する勇気がなかったので、未来への希望を込めてここに書き残しておきます。
そんな歯医者がすでにあったら忘れてください。

2008年5月31日レッド石黒

※レッド石黒さんは現在存命中です。レッド石黒さんの一般公開遺書アーカイブはこちらです。