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レッド石黒さんの遺書

お布施という名の消費スタイル

実際「お布施」にはいろいろ深い意味がありそうですが、ここでは「カンパ」や「投げ銭」の同義語として扱います。

お経を読んでくれたお坊さんにお布施をお渡しする。
すごい芸を披露して楽しませてくれた大道芸人に投げ銭をする。
Wikipediaに寄付をする。
NHKの受信料を払う。
便利なフリーソフトの開発者にカンパする。
ためになったブログのアフィリエイト広告をクリックしてリンク先のサイトを閲覧する。
phaさんにおごる(もしくは物を送る)。
http://d.hatena.ne.jp/pha/20100114/1263446037
トム・ロビンソンの曲を無料でダウンロードして寄付をする。
http://www.tomrobinson.com/records/music/
ボブ・ディランのライブに行く。

これらの行為には共通して、その人なり団体なりの活動を今後も存続してほしいという願いが根底にあるように思います。
(NHKはちょっと違うかもしれませんが)
言い換えればそこでやりとりされた貨幣の額(あるいは収益)が、その人やその団体による活動の価値に限りなく等しいんじゃないかと。

かつて石油業界の某社長は「油外はチップだ」と言いました。
油外とはガソリンスタンドで販売されている燃料以外の商品のことを指します。
お客様は窓ふきや灰皿掃除を一生懸命してくれるスタッフへのチップとして、洗車やオイルを頼んでくれるのだと。
ガソリンの価格が下落して、油外販売がスタンド存続の生命線となった時代の話です。
今やスタンドはセルフだらけなので、そうした光景はあまり見られなくなりましたが、「サービスありき」って発想と、それに応える消費スタイル自体はずいぶん前からあったんだと思います。

そんなわけで最近これからの音楽についていろいろ考えたりするわけですが、とどのつまり楽曲データをサービス同様に配布して、気に入った人が足しげくライブに行くって構図が、演る側も観る側も何よりHappy Musicな気がします。
少々チケットが高くついてもその分はお布施だからしょうがないってことで。
ライブはコピーできないもんね。

なんて言いつつもゼップのボブ・ディラン、立ち見で12,000円ってのはさすがに引いちゃうんだよなあ。

2010年2月3日レッド石黒

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