レッド石黒さんの遺書
イマジン
ジョン・レノンが亡くなって30年の歳月が過ぎた。
月日の流れは恐ろしく早い。
当時自分は血気盛んな年頃で、ジョンの歌は正直少々物足りなかった。
盗んだバイクで走り出したり、校舎の窓ガラスを壊してまわったりはしなかったが、レーニンの『国家と革命』を読んで、来るべき暴力革命の瞬間を想像しながらワクワクしていた。
今でもマルクスの歴史観は大筋間違ってないと思ってる。
ただプロレタリアート独裁という手段じゃなくても、世界をひとつにする方法はあるんじゃないかって考えるようになった。
いやこれマジで。
必要なのはきっと消去法だ。
何か新しいシステムを構築するのではなく、既存のシステムの不要な部分をそぎ落としていく。
やがて国家はアメリカの州警察のようにローカルな暴力装置と化すかもしれない。
それはそれでいいと思う。
世界市民たる我々は、正義とか善悪とか、ステレオタイプな価値判断を捨てよう。
イエスかノーかしかない世界はとても息苦しい。
そしてそうした世界では必ず間違いが起こる。
「君は僕のことを夢想家と呼ぶかもしれない」とジョンは歌った。
しかしその歌が今や世界中の人たちから国歌レベルで愛され続けていることを思えば、夢想もまた現実だ。
みんな寛容な夢想家になればいい。
You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one
2010年12月9日レッド石黒
※レッド石黒さんは現在存命中です。レッド石黒さんの一般公開遺書アーカイブはこちらです。
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