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ekkoさんの遺書

富山・お見舞いの旅 その2

昨日、お見舞いの旅へ行ってきた内容を少し書きましたが、肝心のお見舞いの話をしてなかったですね。
私の友だち、Sの話をしましょう。

彼女は、高校の時の友人です。
考えてみれば、1度も同じクラスになったことがなくて、ただ・・・友達の友達だったという関係だけで、仲良くなった気がします。
彼女はいつも明るく元気ですが・・・落ち込んだり悩んだりすると・・・ちょっと考え込んじゃうところがある気がします。(私の意見ですが・・・ 
彼女との思い出は・・・高校からの帰り道、いつもバカなことを言っては、ゲラゲラ笑いながら 名古屋駅に向かっていた頃がとても、懐かしいです 
なんの苦労もなく、明るく・・・だけど、私も彼女も結婚してから、同じことで悩んだり、苦しんだりするなんて・・・。

彼女は、今・・・切迫早産で入院中 です。
名古屋出身ですが、旦那さんの転勤先の富山県で、急遽入院生活を送ることとなりました。
彼女も、私と同じで・・・赤ちゃんができるまで、いろいろと大変な思いをして・・・そして、やっと授かったと思ったら・・・早く産まれてしまいそう 何もなく、普通に妊娠して、普通に妊婦さんの生活をし、普通に出産でき、元気な赤ちゃんに会える。
そんな当たり前のようなことが、できない女性も・・・残念ながら、今はたくさん増えてきたようです 

彼女が私と違うのは、人工授精によって・・・赤ちゃんを授かったということです。
何回も、費用や痛みなどの・・・精神的・肉体的苦痛を伴って、やっと授かった赤ちゃん・・・。
当初は、双子ちゃんだったようで、とても喜んでいましたが、残念ながら1人の子を失ってしまいました。
その後、順調に妊婦生活をしていこうとしたら、早産の危険と逆子。
お腹が張らないようにと、陣痛を抑えるために、24時間・・・ずっと点滴を打ち続け、入院生活。
地元の名古屋で、出産予定だったのが、急遽・・・出産まで富山県でという状態になってしまいました。
赤ちゃんは、まだ1800g前後と小さく、6月の末の出産予定日まで・・・1日でも長く、お腹の中に赤ちゃんを入れておきたいという状態なのです 

いつも、こっそり携帯 からメール で近況報告や、愚痴を送ってくれました。
私も、なんだか入院生活自体が意味のないことに思えてきたり・・・Sも、同じ思いだったようですが・・・(なぜ、私だけこんなつらい思いをするの?)という気持ちでいっぱいになるのです。
(日頃の行いが・・・悪かったかな?)とか(あの時、あんなこと考えたからかな?)とか・・・本当に、前向きなことはなく、あげくには・・・旦那さんに八つ当たりしたり・・・母に八つ当たりしたり 

でも、今思うと・・・いい経験になったんですけどね 
お見舞いに行き、彼女があの当時のように、元気いっぱい愚痴ってくれていたのが、私の救いでした。
メール 読んでたら・・・あれ、大丈夫かな???って状態だったので、確かめてこれてよかったです。
あと、1ヵ月半・・・1ヵ月・・・とにかく、イヤだろうけど、病院の先生や看護士さんたちを信じて、がんばってほしいと思います。
せっかく授かった命だから、ここまできたら・・・意地でも元気な赤ちゃんを産んで欲しいです 

2010年5月7日ekko

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