ekkoさんの遺書
七夕になると思うこと・・・星のラブレター
突然ですが・・・ラブレター は書いてみたことありますか?
今日の中日新聞に広告が載っていました。
「KYOTO KAKIMOTO恋文大賞」
「恋文」と言いつつ・・・「心の手紙」ということで、今いちばん想いを伝えたい相手に紙にしたためられた手紙を送ろうということらしいです。
今日は七夕。
織姫さまと彦星さまが、年に1回空で会うことのできるという・・・ロマンティックな日
しかし、働き者だった2人が、結婚生活が楽しいために、働かなくなり天の川を隔てて引き離されたというブルーな部分もありまして・・・
話をもどして・・・ラブレター について。
私は、恥ずかしながら・・・・何回もあります。
渡したものも、渡してないものも・・・ただの妄想だけで書いたものも、芸能人に送ったファンレターも・・・いろいろ含めたら、笑えるぐらい、たくさん書きました
若いから・・・青春だったから・・・勢いがあったから、ラブレター って、書けるんです。
今でも、忘れられないラブレター の話を書きます。
16歳の頃、初めて本当に好きになった同級生の男の子に書いて、渡したことがありました。
七夕の頃になると・・・いつも思い出すんです。
朝、通学途中に地下鉄の中で会う・・・当時はかなり目を引くイケメンの男の子でした。
そんなイケメンくんに、無謀にもラブレター を・・・しかも、カセットテープと一緒に渡す・・・。
もう、今だったら考えられない方法で、チャレンジャーな私は立ち向かっていき・・・バッサリと試合に負けてきました。
内容は・・・こんな感じでした。
この曲は、THE BOOMの「星のラブレター」という曲 です。
この曲が、私の気持ちです。
もしよかったら・・・これから、一緒に学校に行ってください・・・。
お願いします。
イケメンくんのことを何も知らない私・・・ただ、私と同じ駅から地下鉄に乗ってきて、四つ目の駅で降り、男女共学の高校に通っている。
そして、決め手の1つにもなった・・・ギターケースをたまに担いでいるということ
バカですね・・・怖いですね・・・「この曲が私の気持ちです」などと、音楽に頼ってみたら、イケるかも・・・なんて
手紙の中に、自分の紹介も一緒に書いておき、イケメンくんには、いくつかの質問の紙を同封しておいたのです。
名前は?生年月日は?血液型は?住所は?
そして、とどめに・・・いっちばん大切な彼女or好きな人はいますか???
後日・・・ご丁寧に、全部の質問に答えてくれていて・・・最後の重要な質問には、彼女のところに線が引いてあって・・・「いる」とだけ書かれていました。
その日までは・・・バカみたいに、いろいろな妄想をしていました。
一緒に途中まで通学できたら、どうするか ・・・彼氏になったら、デートはどうするか ・・・など、うれしくて、楽しくて・・・ものすっごくイヤだった高校進学もそれだけで、幸せでした
でも、あっけなく・・・私の初恋は終了したのでした
実は・・・何日か後に「途中まで一緒に学校行ってあげるよ」とイケメンくんの友達が言ってきてくれたのです。
たった1回・・・イケメンくんと一緒に地下鉄に乗ることができました。
普段、仲いい子には・・・「漫才師かよ」ってぐらいしゃべる私が、まさかの無言
イケメンくんが、駅で降りる前に「じゃあ 」とだけ・・・言ってくれました。
でも、その時に憶えているのは・・・学ランの色が・・・真っ黒だったこと
そして・・・私1人が、めちゃくちゃ暑かったこと
七夕になると、なぜか・・・思い出します。
2010年7月7日ekko
※ekkoさんは現在存命中です。ekkoさんの一般公開遺書アーカイブはこちらです。
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