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ekkoさんの遺書

不思議なこと=BAKUと緑のボールペン=

それは・・・最近おこった出来事です。
不思議・・・というか、17歳~20歳頃の記憶が、よみがえってきた出来事。
私に・・・「あの頃の記憶を思い出せ 」ってことなのかなぁ。
一瞬・・・死が近いのかっっ て思っちゃったじゃん・・・怖い   
怖いって・・・あの頃の私を知っている人は、教えて欲しいぐらいです。
ちょっと、長くなりますが・・・お付き合いください。
なにしろ・・・約20年近く前の記憶なので・・・ 

先月の終わり、ブツブツ言いながら息子の宿題をみていたときです。
いつも、旦那さんが仕事をしている部屋でやらせていたのです。
やっと、最後の宿題が終わった時・・・フッと本棚のペン立てに目がいったんです。
息子が使っていた、油性ペンを返すためだったのですが・・・そこに、入っていた緑の細いボールペン。

私は、緑色が大好きで・・・そのボールペンは中学2年の時に、勉強がどんどんわからなくなっていき、落ち込んでいた時に、ノートのお供にしていたものです 
ノートに「がんばれ!おまえならやれる」とか「数学と英語は、なくなれ」とか・・・ふちっこに、書いてながめてました。
そして、その緑のボールペンは、行きたくなかった高校にも連れて行くのです。
当時「ホコ天」や「イカ天」とかが真っ只中で・・・歌好きの私は「バンドやろうぜ!」という雑誌に、この緑のボールペンで「当方、Vo希望の女子です 」とハガキで書いて掲載された頃でして・・・大ファンだったBAKUのスペシャルライブにも、このペンでハガキを書き、最前列の鼻血ブー状態でライブを見ることができました   
そんな・・・BAKU。
当時はアイドル並みの人気がありまして、やってはいけないと思いながら・・・やってしまいました・・・追っかけ 
名古屋駅の新幹線ホーム たくさんのファンがすでに集結。
そんな中、私と友人達もスタンバイです って言っても・・・なんか、プレゼント を渡せたのかな???
でも写真とサインだけは、今でもきっと・・・実家に探せばあるはず。
そのサインを書いてもらうのに、使ったのが、この緑の細いボールペン。
20年経った現在でも、ちゃんと色が出て・・・あの頃は、メンバーにさわってもらったから、家 に帰って・・・速攻ラップでグルグル巻きにして、持っていました。
だからなのか・・・模様がほとんど消えてしまった緑のボールペン。
先日・・・握りしめて文字を書いてみたら、走馬灯のようにあの日のことが、よみがえってきました。

階段をあがってくるメンバー、ファンの子たちの歓声、勇気を120%出している自分の姿、サインを書いてもらっているときの様子、ボールペンをギターのくるちゃんの手に誤ってつけてしまって「あぁ・・・そういうことするんだぁ~」って、たまらん笑顔で言われたこと、新幹線 に乗り込み手を振るメンバーの姿、周りの乗客の表情。
一連の出来事をなし終えた時に・・・本当の本当に、私の大好きな人に手が届くかもと思った。
一緒に新幹線に乗って東京へ行けば・・・一緒にずっといられるかも・・・と思った。
この名古屋駅のホームにいる、たくさんのファンの子の・・・もう1歩だけ前へ行ければ・・・恋人同士かな?
「一緒に空気吸ってたよ・・・さっきまで。」興奮して倒れなくてよかった。
あの時・・・緑色のボールペンは、めちゃくちゃ熱かった。

それからも、何通も何枚もファンレター やらリクエストハガキやらをラップを巻いた緑のボールペンで書いて送った。
自分1人が、このバンドを支えているのさって思えるぐらい・・・ものすごいパワーを高校生の私は持っていた。

今度・・・このボールペンで、懸賞のハガキを出してみます。
20年前のBAKUへの想いと私の恐ろしく前向きだったパワーが、きっと・・・いっぱい詰まっているからね   
でてきてくれて、ありがとう・・・懐かしくて、めちゃめちゃ温かい気持ちになりました  

2010年9月9日ekko

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