ekkoさんの遺書
学校開放日~外国の先生と、動じない生徒~
今日は午前中から昼過ぎまで、子供たちの通う小学校 に行ってました。
学期ごとに行われている、学校開放日というものです。
あの大阪・池田小学校の事件から、学校 はすっかり門を閉ざしてしまうようになりました。
しかし、この学校開放日だけは・・・門が開けられて自由に保護者や家族の人たちは授業や放課、給食、掃除などなど・・・ありとあらゆる学校での時間を見学できるのです。
がっ・・・私は元々あまり賛成をしている方ではありません。
なんだか、子供たちの気が散ってしまって・・・ダラダラモード満載で「学校に遊びにきてるんですか?」と聞きたくなるほどです
でも、今日は息子の学年が午前中の2時間を使って、外国人講師の先生がみえて国際交流的な授業をするとのことでした。
カナダ・ドイツ・ベトナムの国の先生がやってくるということで、それぞれの国について・・・いろいろと調べてくるように前から言われていたようで・・・わが息子は、ベトナムについて調べたりしていました。
まぁ・・・我が家は旦那さんが以前、ベトナムとカンボジアへ旅行に行ったことがあるということで、息子に「父さんに、いろいろと聞きなさい」と言ってありました。
さっそく、父親が使用していた(すぐに話せる ベトナム語)という高級なカセットテープを使用してあいさつや自己紹介程度の勉強をしていました。
ベトナム語は、発音がいくつもあり・・・言葉は難しかったですが、息子は子供なので憶えるのが早く、びっくりしました
たった、5個ぐらいの言葉ですけど・・・大人になると何がなんだかわかりません。
今日になり、旦那さんは息子に、ベトナムで買ったみの傘のような帽子 ノンと、ベトナムのお金 ドンを数枚持たせてあげていました。
かわいくて、やさしそうな女の先生が、ステキでセクシーなアオザイを着て授業をしていました
日本語がとても上手で、ベトナムについて・・・いろいと詳しく教えてもらっていた子供たち。
母親である私も、以前働いていた社長さんにお土産で買ってきてもらったアオザイの着方について教えてもらったり(すいません・・・着ないんですけどね )お札が、プラスチック できている(写真 )など・・・お友達のお母さんと盛り上がっちゃいました
こうやって、子供たちが・・・外国のことを知る機会ってすばらしいことだと思うんです。
私・・・海外行きたくないって思っている人間なのですが、まったく興味がないわけではないんですよ
息子の学校 開放日は、めでたしめでたし・・・って感じですが、娘の学校 開放日は・・・散々でした
大げさに言うと、学級崩壊というか・・・1人の女の子の態度が気になって、気になって・・・
息子の授業を見終わってから、放課を終え娘の授業の様子を少しだけ見て帰ろうと思ったんです。
4時限目が始まって5分ぐらいして、教室に行くと1人女の子が廊下でくつろいでいるんです。
(あれ 今、授業中だよな・・・)
特に気にせずに教室をのぞくと、娘はもちろん・・・他の子たちも、席について図工の授業中で、先生たちは淡々と、これからやる内容を説明していました
娘のクラスは、一学期の中盤頃から、担任の先生以外に補助の先生がつくようになりました。
正直、はっきりとした説明はなくて・・・娘から、ざっくりと「新しい先生が来た」と言うことだけ聞いていました。
他のクラスの子のお母さんたちから、娘のクラスが大変だと言うことを聞かされました。
プチ学級崩壊 そういえば・・・これも娘からで「○○ちゃんと××くんが、いつも怒られている」と聞いたことがありました。
でも、授業参観も見てきましたが、そんなこと気にせずに授業が行われていたのですが・・・今日はびっくりしました
その女の子は、そりゃもう普通に廊下を歩き・・・教室に入ったと思っても席に着くことなく、うろちょろ・・・そして、おもむろに鉛筆を取り出しふで箱の整理を開始。
机の上には、1時間目で使用した体育の用意が出ていて・・・教科書もなく・・・先生に怒られて用意を出したと思ったら、また席を立ちどこからか、粘土が登場し作り始める。
それを注意した先生とちょっとじゃれあい・・・そして、噛み付く
先生方も・・・仕方がないと言う状況で、授業は進められていくのです。
その女の子の真意はわかりませんが・・・注意されても、まったく動じない・・・自分は自分 という姿勢。
うちの娘も、そんなところがあるな・・・って思ってましたが、その女の子は違った・・・。
こんなこと言ったら失礼だと思いますが、病的なほどのマイペースさ。
周囲は、何事もなかったかのように行われている授業。
そして、その女の子のことが、いちいち気になって仕方がないうちの娘
何をするにも遅い娘が、その子のことを気にするあまり・・・どんどん輪をかけて遅くなるんです
母として・・・私が娘に言えることは「○○ちゃんが何しても・・・ほかっておきなよ」でした。
でも、言ったあとで・・・心が痛くなったのは、なんでしょう
いずれにしても・・・私が小学生だった頃といろいろな状況が違いすぎて
訳がわかりません
ただ・・・ぽっかりと、私の中で小さな不安ができてしまいましたよ
子供たちが大人になったときに、先日のアメトーーークじゃないけれど、おもしろおかしく「あの頃は、こうでした 」と、話せるようになれば・・・大丈夫なんでしょうけどね。
2010年10月9日ekko
※ekkoさんは現在存命中です。ekkoさんの一般公開遺書アーカイブはこちらです。
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