ekkoさんの遺書
息子のこれから・・・。
今年の4月中旬・・・「普通の生活の大切さ」という内容で、ご報告させていただきました、息子の病気について・・・。
結局、てんかんによる発作を止めるために、少しの間・・・投薬治療をしたりしてきましたが、ひどい副作用(眠気やだるさ)に悩まされ、投薬治療を中止しました。
その後も、月に1回から2回・・・小児科の先生の診察を受けたりしてきましたが・・・先生も母親である私も、そして張本人の息子も・・・(何か違うのでは?)という違和感を感じながら・・・小児心療科の受診を受けることになるのです。
この夏休みまでに、息子の病名は「小児てんかん」から一転・・・たくさんの病名がつけられていきました。
「アスペルガー障害」「ADHD(注意欠陥・多動性障害)」「パニック障害」
どれもこれも・・・私にとっては、あまり身近な病名ではありませんでしたが・・・いろいろな本を読み、学校の先生に相談したりしながら・・・(なるほど)って私なりに、理解しようとがんばりました。
でも完全に「小児てんかん」の診断結果も消えたわけではなくて・・・先日もう1度脳波の検査をおこなった結果が3日にでました。
ありがたいことに、脳波に異常は見られず・・・来年、もう1度脳波検査をおこなって、異常がなければ「小児てんかん」の疑いは、なくなるのです。
そうすると・・・小児心療科の先生が言っていた病名ってことになるのか?
たしかに・・・ちょっと、落ち着きがなかったり、1つのモノにこだわったり、忘れ物が多かったり、乗り物に乗るのが苦手だけど・・・。
人を笑わせたり楽しませるのが、大好きで・・・また、そういう職業であるお笑い芸人さんも大好きで・・・いつもライブを見ては「おもしろかった~」と、うれしそうにしています。
運動が苦手だけど、音楽は好きみたいで現在は、男の子が息子ただ1人という状況の中、金管バンド部に所属してトランペットを吹いています。
私にとっては・・・普通の男の子のように、思えるのですが・・・。
人前で何かやったり、強気なところもあるけど・・・小さいことをイチイチ気にするし、本当は精神的に、弱いヤツなんですよ。
今後も、小児心療の先生のカウンセリングは続きそうですが、最近・・・調子もいいようなので、この夏休みを満喫してもらいたいです。
さて・・・私は、ただ息子のこれからを、見守っていくことにします。
自分で・・・いろいろと乗り越えていかなきゃね!
追伸・・・「小児てんかん」って初めて診断されたとき、正直不安でたまらなかったです。
そんなときに、旦那さんからジョイ・ディヴィジョンのVoのイアン・カーティスのことを聞きました。
彼も「てんかん」患者の1人だそうですが、すごい才能の持ち主だったそうです。
ビースティボーイズのアダムもゴッホもドストエフスキーも・・・みんな、「てんかん」患者ですが、みんな才能のある人たちばかり・・・。
それを知ってから、あまり息子のことで、考えこまなくなったのは事実です。
2011年8月4日ekko
※ekkoさんは現在存命中です。ekkoさんの一般公開遺書アーカイブはこちらです。
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