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ekkoさんの遺書

大駱駝鑑舞踏公演を母子で見て・・・。

またまた、遅ればせながら・・・10日ほど前に行ってきた、感動のパフォーマンスについて書きます。

タイトル「田村一行舞踏公演・血」

パフォーマンス・・・と言う表現が正しいのか、わかりませんが・・・大駱駝鑑の舞踏には、母子共々いつも引きつけられてしまいます。

私が、大駱駝鑑を初めて知ったのは、毎年報告している「大須の大道町人祭」
約20年近く前に、見たのが最初でした。

当初の大須は、現在のように観客もたくさんではなくて、ふらっと通りすがり、ふらっと見たって感じでしたが・・・裸の男女が、まさに体だけで、音楽に合わせ何かを表現する不思議さでした。

年々・・・その金色の体と普段、聴くことのなかった神々しい音楽に釘付けとなっていきました。

息子を妊娠したときも、何度も流産しそうになって、安静にするよう言われていたのに、大駱駝鑑だけをわざわざ見に行ったぐらいです。


そんな、母親の影響もあってか・・・息子も娘も、小さい頃から見ている大須の金粉ショー。
息子が小さい頃は、ああいう金ピカ に光っている人がいるんだと思っていたみたいで・・・まるで、調合金のおもちゃを間近で見た感じで「すっげーカッコいい」といつも、つぶやいていました 
でも金粉を落とすと、普通のお兄さん、お姉さんとなり・・・普段の公演は白塗りで行っているようだと知ったときは、少しガッカリしていました 
そんな息子・・・「でも、あの動きができるのは、あそこのチームの人だけなんだよっ」と娘に自慢気に話し、何度もYouTubeなどで映像を見ては、真似してました。

簡単にできない動きに(やっぱり大駱駝鑑の人たちは、何か違う・・・)と思っていたようでした。

原因不明のめまいに、悩まされていたときも・・・大駱駝鑑の人たちの踊っている姿を見たら(自分は何か変われる)とも感じたようでした。


今回、いつも見ている金粉ショーではなく、通常?の白塗りの公演を見せてあげれることができて、すごく良かったと思ってます 

2008年に1度、私は壺中天公演in愛知「2001年壺中の旅」を見させてもらいました。
いつもの金粉ショーと違って、場面表題があり、時には静かになったり、音楽ではなく音だけで動いたり・・・人の呼吸、体の音、目の動き・・・舞台に立つ人のすべてを見逃したくない 
こんな言葉はきっと、おかしいけれど、見終わって・・・すっごく疲れました。
いろいろと考えてしまい、楽しかった・すごかった・良かった・・・なんてだけでは、表現できないものを見てしまったから・・・。
だけど・・・必ず子供たちに、この大駱駝鑑の舞踏を見せてあげなくては・・・と、思いました。

念願叶い・・・先日、少し遠出してまで見てきた「田村一行舞踏公演・血」

隣に座った息子は・・・元々落ち着きがなく、ジッとしていることが苦手ですが・・・公演が始まってから、舞台で動く方たちと同じように手を動かしたり、足を動かしてみたり、完全に入り込んでいました。
娘は、照明の緊迫感・・・会場の静けさに圧倒されていたのですが・・・途中から釘付けになっていました。

終演後・・・田村一行さんたちが、ワークショップということで、豊川の学校に行ったりしていたのを知り「なんで~っ、うちの学校には来ないんだっ 」と怒っていましたが・・・自分たちで「あの舞台に上がらせてほしい」とお願いし、関係者の方の計らいで、舞台で写真撮影をさせていただきました。

あの、甘えんぼう2人の行動力に・・・びっくりさせられました 

息子が、電車に乗って帰るとき・・・「大駱駝鑑の人って・・・本当に普通の人なのかな?」と言いました。
子供たちにとっては、ありえない表現力で、ウイルスになったり、猿になったり、蛙になったり、草になったり、おもしろい人になったり・・・何も考えたくなくても、考えてしまう・・・そこが魅力だと 

私が壺中天公演を見て、初めて思ったように・・・2人とも、疲れたようです。
大駱駝鑑の舞踏は・・・最高な疲れ方をさせてくれる・・・私たち母子にとっては、大切なエネルギーなんです。

2012年3月27日ekko

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