ekkoさんの遺書
アセトン血清嘔吐症
この病名を、聞きなれない人の方が多いと思いますが・・・うちの場合「またや・・・」ってことに、なるんです。
またの病名を自家中毒。
昔は、こんな名前で呼ばれていたようで・・・旦那さんも、うちの妹も、かかったことがあるとのこと。
でも、うちの息子や娘のように、頻繁に繰り返すことはなかったようで・・・。
この病気にかかった子供を見るのは、本当につらすぎます
食事中の方には、スミマセンが・・・とにかく、吐きまくる
吐くものが、無くなってしまっても容赦なく、ひどい吐き気が襲ってきて・・・何かを出させようとする。
「これは、何だ?」って・・・モノが出てくるし、吐くものがない状態だから全身を使って、もがき苦しんでいるのです。
母親としては、ただただ・・・背中をさすってやることと、嘔吐物で汚されないように必死で洗面器などで受けることしかできないんです。
昨日の午前3時過ぎ・・・何の前触れもなく、息子はベッドから私に話しかけてきた。
「お母さん・・・なんか、ベッドで吐いちゃったみたい」
見に行くと、夜、食べたものが少し固まって・・・布団に乗っかっていました。
「いつ、吐いたか・・・覚えてないんだけど・・・」
ケロっとした様子で、話していたので、念のため、洗面器を用意して片付けを始めた直後・・・2回目の嘔吐が始まった。
急いで、洗面器に受けさせ・・・何とか、おさまったのですが・・・嫌な予感がしてきました。
その洗面器の嘔吐物を片付けるため・・・小さなバケツを用意しました。
我が家は、この病気にちょこちょこかかるので・・・バケツや洗面器などは、子供の部屋に常備してあるんです。
嫌な予感は的中
その10分後・・・3回目、1時間後に4回目、水を飲ませただけでも、吐き続けました。
かかりつけの小児科に、朝1番に連れて行ったときまで吐き続け、合計8回・・・息子は歩くことも困難なほど、ぐったりしていました
尿と血液の検査が行われ、結果「アセトン血清嘔吐症」と診断されました。
吐き続けたため、すぐに点滴するようにとを言われましたが・・・超怖がりな息子が、暴れ嫌がったため・・・吐き気止めの座薬と薬をもらってきただけでした。
家に帰り、座薬を挿して・・・おかゆを2口ほど食べて、落ち着いたので、今度はかかりつけの耳鼻科へ行きました。
すると、耳鼻科の先生が・・・息子の顔色の悪さと、午前中の状況を聞いて「すぐに紹介状を用意するから、点滴を受けてくるように」と言ったのです。
そこで、急遽・・・地元の救急外来のある大きな病院へ。
救急外来は、めちゃめちゃ混んでいて・・・診察していただけるまでに2時間。
血液検査と点滴で、3時間かかり合計5時間・・・という状態でした
息子は、21日22日の予定を自分で計画して、楽しみにしていましたが・・・全部、ぶっ飛んでしまいました。
「楽しみにしていたのが、全部行けなくて・・・くやしいっ」と・・・点滴を受けながら、泣いていました
この病気・・・通常は2歳から10歳ぐらいまでのやせている男の子がかかりやすいようです。
疲労や精神的ストレス(緊張)が加わったりすると、特にかかりやすいようで・・・息子も娘もやせていて、学期始めや、大きな行事の前になると・・・この症状が現れるのです。
息子は、ゴールデンウィーク明け直後に、野外学習に行かなくてはいけません。
学校からは「ゴールデンウィークは、できるだけ旅行や遠出を避けて通常の生活をさせてください」と言われていました。
いろいろと・・・精神的に弱く、考えすぎてしまう息子。
息子も娘も・・・いろいろな意味で強い子になってくれることを、この病気にかかると、いっつも感じる母なのです
2012年4月22日ekko
※ekkoさんは現在存命中です。ekkoさんの一般公開遺書アーカイブはこちらです。
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