ekkoさんの遺書
子供の脳死判定・臓器移植
いろいろなニュースがいっぱいで、あっという間に話題は消えてしまったけど・・・。
ちょうど一週間前の、6歳未満の小さな命の話題に私はすごく考えさせられた。
国内初となる、6歳未満の子供の脳死からの臓器移植。
あの日、ネット上でも賛否両論が繰り広げられていました。
そんな中でも、子供を持つ親の意見は「自分のことなら、考えるけど子供のこととなると無理」という内容が多かった気がします。
あの富山で、子供が脳死判定を受けたご両親の気持ち・・・。
「息子は立派でした」とコメントを発表し、報道されていることに涙が止まらなかった。
私には、それができるのか?
私も、自分がもし脳死状態になったら・・・いくらでも、臓器を使ってもらいたい。
以前も、そんな内容で載せているはずですが・・・今でも、その考えは変わりません。
でも、いざ・・・子供となると・・・。
健康保険証に、1人ずつ臓器移植について記入する欄があります。
本気で、うちの小学生の子供たちに伝え話し考えていかないと・・・遅い気がするんです!
莫大な資金を用意して、アメリカに渡米して手術を待つ子供たちや、それさえもできず、亡くなるのを待つ子供たち。
脳死状態になった子も、難病になった子も・・・好きでそんな状態になったわけやないんです。
キレイごとかもしれんけど・・・助かる命があるのならば、わが子1人の命で、何人かの人を救えるのならば・・・私は、やるべきだと思っています。
私は、普通の人よりも大変な思いをして子供を妊娠・出産したからこそ・・・特にそう考えるんです。
脳死状態でも、子供は成長したりするそうです。
脳死から復活した子供も、何人もいるそうです。
でも、なんらかの移植を待つ人たちは、1万3千人を超えていて、その数字を知ってしまったら・・・。
この意見は、旦那さんにも言ってない私個人の考えです。
批判されるかもしれませんが、この富山の6歳未満の男の子とご両親が、考える機会を作ってくれたのは、たしかです。
子供と一緒に、話し合って考えることをしなくては・・・そして、自分の命のことも・・・誰かの命のことも全部につながる気がするから。
2012年6月22日ekko
※ekkoさんは現在存命中です。ekkoさんの一般公開遺書アーカイブはこちらです。
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