悪狗陀 狸人さんの遺書
人は平等ではない オレは差別しない
『差別と日本人』辛淑玉著 野中広務著を読んでみた。
ずいぶん前に野中氏は『カムイ伝』のある登場人物
(横目だっけ?)に似てるな、
と頭の隅っこで妄想していたことがあった。
んで、そっち系の問題に詳しい名古屋出身の演劇の師匠・
中島氏から 「おまえ知らないの?」と言われ
魚住昭著『野中広務 差別と権力』を
抜粋した長い文章をメールで いただいたことがあった。
簡単に言うと、麻生総理大臣がかつて野中氏の素性を、
ブラク出身者を、差別したという話だ。
なので多少の前情報はあったけど、
それにしてもこの本は、世の中の影のところをえぐってくる。
痛くなるほどえぐる。
だから街を歩いてる高校生に「読め!」と
差し出したい1冊だな、これ。
モノコトには、光のあたる部分と闇の部分が同時に存在する、
その両方をいつも感じていなければ
いけないじゃんと思った。
知らなくていいことってないんじゃないか、と僕は思うからだ。
少なくとも麻生氏はこの発言を総括したほうがいい。
今度の選挙までには。総理大臣のうちにね。
2009年6月26日悪狗陀 狸人
※悪狗陀 狸人さんは現在存命中です。悪狗陀 狸人さんの一般公開遺書アーカイブはこちらです。
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