悪狗陀 狸人さんの遺書
夏の旅、のおまけ
8/18 4PM
いいのまちUFOふれあい館(ある意味「パラダイス」)
http://ufo.iino-town.net/
津波の爪痕、被災地、
福島第一原発の重たい空気を引きずったまま、
東北自動車道へ向かう。
するとその途中、道路標識の横に怪しげな看板がっ!
「UFOの里」とか、「飯野町UFOふれあい館」とある!!
標識があるにもかかわらず、
カーナビがあるにもかかわらず、
迷いに迷いながら僕らは円錐形の山を目指した。
行かない理由にはひとつもない(笑)。
そこに「UFOふれあい館」があるからだ。(爆)
しかし、なぜ福島の山あいの町にUFOなのか?
説明しよう!
(ていうか「UFOふれあい館」の
3Dシアターで説明してくれた)
まず、成り立ちから。
「UFOふれあい館」は竹下登ふるさと創生1億円事業
で建てられたのだが、
もともと農作業をするお年寄りのUFO目撃談が多く、
加えて厠も家の外にあるので、夜に用を足しに行くとき
ふと空を見あげるとUFOが!!
なんて話がいっぱいだそうで。
「一億円ナニしようか?」「UFOだろ〜」って訳。
で、「UFOふれあい館」が建てられ、
その2階にはなぜか大浴場と宴会場が(笑)、ある。
そして、なぜ彼の地にUFO目撃談が多いのか?
*ここからは非科学とオカルトと
『ムー』の世界になるのでご了承ください。
(余談だが、この「UFOふれあい館」には
雑誌『ムー』が創刊号から全巻揃っていた!
だけでなくトンデモ本の類いがかなり揃っている)
「UFOふれあい館」の在る山は、
千貫森(せんがんもり)、別名「峠山」とも呼ばれ
標高462.5mの美しい円錐の形をしている。
綺麗な円錐形(ピラミッドと相似)
の山にUFOが現れやすいというオカルト定説がある。
富士山や、
長野松代の皆神山(筆者体験済み、ここはトンデモ!だった)
などが円錐形のトンデモ学説に基づいている。
つぎに「磁場」のこと。(出たぁー!!って感じですが)
千貫森周辺は磁石が方位を示さず、
クルクルと回ってしまう「磁場」のおかしな場所。
これもUFOが現れやすいというトンデモ学説の根拠となっていた!
* 0磁場として一時期有名になった
「分杭峠」などが不思議「磁場」の場所として有名。
筆者も体験済(失笑)。
最後に山に点在する謎の巨石群、
これも磁場パワーのトンデモ学説を強く裏付けてる根拠(?)
となっており、
これらが爺さん婆さんの多くの目撃談とあいまって、
「飯野町=UFOの里」という文脈ができあがった。
すばらしい!いや、なんという1億円の使い方だ!!
2階にあるステンレスのUFO風呂に
売店で買ったUFOタオルを手に
数名のサブカル仲間と浸かりながら、「いやぁ〜来てよかった」
とみんなで無言のうなづき。
窓から一望する絶景、千貫森の緑と青空に、
福島の奥深さを感じたりした。
「ここ泊まれるのかな?」
「泊まりこんで『ムー』読破したいね」
なんて裸で妄想の世界に遊んでいたら、
そろそろ閉館時間なので風呂を洗いにきた
第三セクターの公社の若者が、
「原発やら除染やらの仕事の方が
ここらへんの民宿に泊まっているので、
福島市中心部のビジネスに泊まったほうがいいッスね」と
いきなりリアルに戻された。
2012年8月30日悪狗陀 狸人
※悪狗陀 狸人さんは現在存命中です。悪狗陀 狸人さんの一般公開遺書アーカイブはこちらです。
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