悪狗陀 狸人さんの遺書
鍼灸師の自己治療
「あなた、鍼灸師なんだから腰痛くらい
自分で治さなきゃダメよ」
ギックリ腰発症のその夜、
先輩のO先生にお願いしてウチの治療院で
鍼を刺してもらうことにした。
浜松駅から店までのわずか10分の距離が
とても遠い。うそだろ。こんなに遠いなんて。
少し動かす度に襲ってくるツンとした痛みで
気分が憂鬱になる。
O先生の診断治療によると
「肝鬱」(中国医学の用語、簡単に言うと
ストレスでカラダの巡りが悪い状態)だそうだ。
肝を整える鍼と、腰の大事なツボに鍼を刺してもらう。
頭の後ろ、腰に繋がる流れに刺してもらったのと、
仙骨(骨盤の真ん中)の中心の鍼がとても効いた。
「あとは自分で頑張ってね」
とO先生の言われた通り、それから2日間
ギックリ腰の自己治療がはじまった。
やったこと。
1)鍼
ベッドで横向きになってお尻を手で圧して、
痛いところに鍼を刺す。
これだと自分でも刺せる。
深く刺す必要はないし、鍼も細い(0.14〜16ミリ)ので充分。
刺したままにして(置鍼)20分。
2)お灸
腰椎2〜3の間のツボにシールお灸。
これだと自分でも貼れます。
3)ゆらし
仰向け(これがなかなか出来なかったのだが)になって
膝を手で組んで骨盤あたりを揺らす。
* この姿勢が楽にできるようになれば6割回復といえるかも。
4)ストレッチ
5)赤外線ホットパック
時間があれば治療をして土日の2日でほぼ復調。
さらしを骨盤に巻いて、仕事にでかける。
このさらし、実にスグレモノで
腰痛の酷い人、お産直後の女性は必ず覚えて実践して欲しい
日本の知恵なのです。
ギックリになって何が一番イヤだったというと
痛みによる気分の憂鬱。
痛みをとる治療がどんなに必要か、
身をもってワカッタのでした。
鍼灸師の不養生、果たして災い転じて福と成せるか、
今後の腰痛治療がどう変わるか。
腰痛の方、気軽にご相談くださいませ。
2009年11月11日悪狗陀 狸人
※悪狗陀 狸人さんは現在存命中です。悪狗陀 狸人さんの一般公開遺書アーカイブはこちらです。
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