悪狗陀 狸人さんの遺書
木のせいじゃない
治療院の前の通りに、一本の街路樹が立っている。
この木によく車がぶつかる。
3ヶ月に1回は車がその木にぶつかる。
木の下には、細かいガラスの破片がいつも散らばっている。
もちろん、他にも街路樹は立っているのだけど
事故が起きるのは不思議とその木に限ってで、
ついこないだの金曜日の夜も、若い女の子の軽自動車が
木と歩道の向こう側の「タイムトンネル」という居酒屋の間で
挟まれて動けなくなっていた。
その木に限ってというところから、
妄想がはじまる。
動けなくなった車をなんとかしようと通りに出てきた、
街路樹の向こうの写真スタジオのおばさんと僕の会話。
僕 「いつもこの木なんですよね(笑)」
おばさん 「なんかあるのかね、
神社のすぐ下なんだけどね」
伊豆にも国道135号線に、いつも事故が起こる場所があった。
城ヶ崎に下っていく途中のセブンイレブンの近く。
オカルト好きな当時の私の親方は、
「あそこに邪気(*失笑)があるんですよ。
患者さんで来る霊能力者の人もあそこは危ないと言ってましたよ。
だっておかしいじゃないですか、事故が起こるのは
決まってあそこなんですよ。」
この親方は、なんでも指圧をしながらカラダが透視ができると
豪語しているので、こういう発言はまったく信じるに値しない。
見通しが悪い、運転が下手、無理な右折、
いろいろ原因は思いつくけど、
事故の頻度やロケーションの雰囲気から不思議な物語の
尾ひれがどんどんくっ付いてくる。
人には見えないモノが見えるという世界が
現実として在る人は別として、
そうでない人は自分の「眼耳鼻舌身意」で
まず世界を確認しないと、と思う。
*いろいろなニセ情報がオレのまわりに!
1)小雪と水「まだ『水伝』を信じているのか?」
http://www.menscyzo.com/2009/11/post_570.html
2)変形性膝関節症の市民講座(無料)に行ってみました。
S病院のドクターの講義と、PTの先生の実演が
あったのですが、なんとスポンサーは人工関節を売っている会社。
100名ほどの観客はほとんどが高齢者で、
確実にこのうちの何人かは、人工関節の手術を受けてしまうのだろう。
僕は「まず、お灸をしたらどうですか?」と心で叫んでいました。
(だって歩いて会場まで来られるんですもの。
車椅子の人は1人も見あたらなかったし。)
東洋医学の良さを当地で広める活動を
ちゃんとしようかな、と思った土曜の午後でした。
2009年11月29日悪狗陀 狸人
※悪狗陀 狸人さんは現在存命中です。悪狗陀 狸人さんの一般公開遺書アーカイブはこちらです。
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