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悪狗陀 狸人さんの一般公開遺書一覧RSSフィード

悪狗陀 狸人さんの遺書

音楽は魂を浄化するのか?

1/8 ハゲ君こと、赤堀君のお通夜に行く。
  なんのご縁か、たまたま僕が静岡往診でいく
  患者さんの家の近くの葬儀場。
  白衣を喪服に着替える。

1/9 漫画家のしりあがり寿先生の新年会で演奏する、
  昔のバンドのリハーサル。
  この面子では、ほぼ20年ぶりのスタジオ入り。
  みんな40歳を過ぎて、それぞれの道を歩んでいる。
  ドラムを除いて、3人はオリジナルメンバー。
  あの頃はあんなに簡単に会えたのに、
  わずか4時間、1日だけの練習。
  しかし、スリーコードのロックンロールバンドなので、
  眠っていたソフトウェアを再起動するには、
  充分な時間だった。

1/10 新宿ロフト。
  20年ぶりのバンドをやった。
  息切れする(笑)20分のライブ。
  ライブにはライブ用のカラダが必要だ。

  セットリストは当時の楽曲ばかり。
  アラフォーバンドと思えないメチャクチャな演奏。
  あの頃、阿佐ヶ谷のボロアポートでつくった
  楽曲が20年の時を超えて自分に還ってくる。
  これはメッセージだな、と思う。
  ハゲ君の追悼をと思ってのぞんだステージであったが、
  果たして、そのことも忘れてしまうほど集中していた。
  音楽はいい。とてもいい。

M1 スイマーズのテーマ
 2 とびこめ
 3 プールの中から
 4 I'm a man 〜オヤブン
 5 僕はロックンローラーじゃないから
 6 スイマーズのテーマ



1/20 チャボ、仲井戸麗市の『I STAND ALONE』を聴く。
   昨年、秋に渋谷AXで行われたライブのDVD/CD盤。
   楽曲はほとんどRCの名曲で、
   彼らの人生の映画を観ているかのような、
   キヨシローへの想いがつまった音楽と詩。

   車で地方の国道を走らせながら大音量で聴く。
   20年ぶんの風景が後ろへ通り過ぎる。
   僕は次へと足を進めなくちゃならない、と思った。

2010年1月29日悪狗陀 狸人

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