悪狗陀 狸人さんの遺書
勝つために必要なこと
私はサッカーが好きな1人です。
J、代表はもちろん、J2、社会人、なでしこ、女子サッカー、
高校サッカー、などいろんなカテゴリーの試合を
生で観るのが好きです。
いまベスト8をかけたパラグアイ戦が終わりました。
そして、スカパーで総括がはじまりました。
ポポビッチは「日本、パラグアイともに『負けない』
ための試合だった」と言いました。
オシムは「もう少しだけ勇敢であれば、
もう少しだけ勇気があれば、挑戦する気持ちがあれば」
と言いました。
試合内容からみればパラグアイが勝ってました。
明日のマスコミは「惜敗」とか言うのでしょう。
サッカーは点を取るゲームです。
FWがいないチームがどうやって点を取るんだろう。
僕はたまたま日本はベスト16に残った
というのが本当のことだと思います。
(デンマーク戦はいいゲームだったけど、
フリーキックの2点があったから、だと思う)
一所懸命やるとか、チームが1つにまとまるとか、
そんなことは戦ううえで大前提のことだし、
それを殊更取り上げて賞賛することはおかしいことです。
相手の長所を消すディフェンス(=ロジック)ではなく、
どうやって勝つかというクリエイティビティ、
がサッカーのおもしろいとこだと思うんです。
その創造性に欠けてました。
具体的に言うのなら、
この4試合、攻めるために投入した途中出場の選手たちが
ほとんど機能してなかったではないでしょうか?
パラグアイ戦に限って言えば、
俊輔、森本、あたりが欲しかったし、見たかった。
(俊輔ファンではありませんが、
この試合の後半では必要な選手だったと思います)
今日の試合に勝つためには、俊輔のクリエイティビティと
それに動く選手が必要だったと思います。
もう一度、勝つために必要なことは何なのか?
これについて考えた方が良いと思います。
岡ちゃんは徹底的にそういうものを嫌ってきました。
かつてのカズ、今回の俊輔、
今回のW杯のメンバーに漏れた黄金世代の選手たち。
勝つために必要なことは、
守備的なポゼションサッカーではなく、
相手の長所を消すことでもなく、
オシムの言う「勇敢さ」なのだろうと思う。
勇者を目の当たりにすることで
人は感動するのかもしれないし、
その方法論に美学、哲学、思想みたいなものを
感じるのかもしれない。
そういうサッカーを、私は観たいと思います。
2010年6月30日悪狗陀 狸人
※悪狗陀 狸人さんは現在存命中です。悪狗陀 狸人さんの一般公開遺書アーカイブはこちらです。
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