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悪狗陀 狸人さんの遺書

How Do You Feel?

私は、あの乙武クンと今まで2度遭遇したことがある。

ファーストコンタクトは、西門から穴八幡に下る早稲田通り。
歩いている私の横を、乙武カーが猛スピードで追い越して行った。
それから数年後、サンフランシスコ行きのユナイテッドの機内。
ビジネスクラスのシートのない空間に、
乙武クンが乙武カーにちょこんと座っていた。

氏の場合はマスコミでの露出もあったので、
そんなに驚かなかったように憶えているが、
それでも実際に遭遇した衝撃はあったような気もする。

さて、NHK教育のすごい番組を見た。
「きらっといきる」。
http://www.nhk.or.jp/kira/index.html

そのなかの1コーナーのバリアフリーバラエティ、
「バリバラ」。
日本のテレビ史上初の障害者バラエティー番組、
と説明には書いてある
http://www.nhk.or.jp/kira/post/baribara.html

僕が見た回に出ていたパフォーマーは、
知的障害のある「ダジャレ王子」。
統合失調症の紙芝居パフォーマーは、
番組のタイトルをもじって
「きらっといきない」という紙芝居。
(きらっといきない、というのがペーソスが効いてる。)
さらに清水アキラよりすごかった、
谷村新司の物真似をする脳性麻痺の男性とそのヘルパー。

テレビを見て、
神戸浩さんを初めて小劇場で見た時くらいの衝撃を受けた。
なんとも言葉で表現することができない、書いている今でも。
なんと言ったらいいものやら。

マスコミがやることなので、
制作側の意図やら、障害者の方の意思やら、
その周りの人々の考えというのはわからないのだけど。
ただ、パラリンピックを見るのとは意味が違うと思う。

そもそも笑いというのは「ズレ」を感じることなので、
身体に「ズレ」があらかじめ有る人たちの芸となると、はぁ…。
談志師匠に説明してもらいたいくらいだ。

複雑な気持ちになりました。
おもしろかったけど、
見終わった後に、何とも言えない
モヤモヤ感が残ります。
この感情はなに??

(蛇足)
*ちなみに、最近流行っている、
「障害」→「障がい」の件について私見を述べます。

障害者の「害」の字の「がい」化なんですが、
白川静『字訓』によれば
「害」は和語の「そこなふ」にイコールで、
私思うに、曲がったイメージで
「わざはひ」に解釈されちゃったので
害はいかん、となったのではと思います。

角川の『新字源』によれば、
本来、「障害」は、
「障礙」あるいは「障碍」の書き換えだそうです。
(中国語では「障碍」みたいですね、中医の本を見ると)
だから「障害」というワード自体、
間違ってると言ってもいいかもしれません。
おかしな言葉です。

2010年11月11日悪狗陀 狸人

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