戦力外通告（2009年11月09日）
ドラゴンズの期待の星である伊藤準規、背番号18。 伊藤がその番号を背負う前は、中里がその背番号であった。 その中里、今オフに中日から戦力外を通告された。 伸びのある150キロを超える速球を持ち、 ドラゴンズのエース候補として、2000年ドラフト１位入団。 大器と期待され...
背番号 ３（2009年11月06日）
「も、も、も、森野かよ！？」 思わず声を出してしまった。 決して森野が悪いわけではない。 むしろ才能と実力を備えた、素晴らしい選手である。 しかし、森野に背番号｢３」は似合わない。 背番号３を永久欠番にすることには反対だった。 誰が３を継承するのか、その方が興味...
１本のヒット（2009年11月04日）
長かったトンネルをぬけた。 そして誰よりも父が喜んだ。 息子、７歳、小学１年。 入学とともに野球チームに入った。 ７月の初試合。ノーヒット。 １０月の試合。ノーヒット。 自信を失い、バッティングフォームも崩す 負のスパイラルに陥る。 練習のときでさえ打てなくなった...
楽に見られる日本シリーズ（2009年11月02日）
「３球ぐらいですね、本気で投げてたのは」 試合後、女房役であるキャッチャー鶴岡がコメントした。 その日投げた球数は８７球。 そのうち本気で投げたのがたったの３球だという。 そんな超エコな投球で、あの強力な巨人打線を ６回まで７安打の２失点に抑えてしまった 今や球...
確率６分の１のくじ（2009年10月30日）
そんなくじ、何度引いてもあたらないんじゃないかな。 それに挑んだ中日。結果やはり外れ・・・。 引き当てたのは西武。 西武という球団は、よほどくじ運が良いとみえる。 過去、清原・松阪など、超がつくほどの甲子園スター選手を引き当てる。 うらやましい限りである。 日本...
伊藤準規 背番号１８（2009年10月27日）
立浪の引退セレモニーの日、 衝撃的なデビューを飾った背番号１８。 「ピッチャー伊藤準規」のアナウンスに どよめきというよりも、観衆の「誰？誰？」という空気が流れた。 しかしその不穏な空気を一掃するのには、 そんなに時間を要しなかった。 １８６センチの長身から繰り...
２００９ シーズン終了（2009年10月24日）
決して負け惜しみではなく、 これで良かったのだと思う。 １位に１２ゲームも離されて 仮に勝ったとしても、 この後の闘いは愚の骨頂である。 勝っても、負けても「短期決戦は勝つか負けるかだけ」 のコメントを繰り返す闘将。 頑固さを強調したいのか何なのか知らないが、 ま...
CS２ndステージ進出（2009年10月20日）
苫篠外野守備コーチとの地道な練習が、大一番で成果をあげる。 守備が課題で４度の２軍落ちも味わった。 屈辱をバネにした。 野本の低い弾道はツーバウンドのストライク返球で、 谷繁のミットに収まる。 その野本のナイスプレーに呼応したかのように、 立浪がここ１番で勝負強...
恩情采配のツケ（2009年10月17日）
「長いイニングは最近投げていないので、不安はあります。」 試合前、チェンがこうコメントした。 CS１ｓｔステージの初戦、ドラゴンズの先発チェンは６回までを 青木のヒット１本に抑える好投をみせる。 しかし７回、田中に右線にヒットを打たれ、初めて２塁を許す。 次の青...
森野の無念（2009年10月12日）
森野とブランコが打点部門トップタイで並んで迎えた ドラゴンズの対ヤクルト最終戦。 森野が６回、１死３塁でヤクルト山本のフォークを、 しぶとくバットにあて、１，２塁へ先制適時打。 この時点で打点を１０９に伸ばし、 森野自身、初タイトルホルダーがちらついたはずである...
オレ流って何流？（2009年10月11日）
立浪の本拠地最終ゲームでのスタメン起用。 好投のチェンを５回から吉見に替え、 防御率、最多勝をそれぞれに取らせようとする恩情。 何か最近落合の、落合らしくない采配が鼻につく。 おまえらのことをオレは一番考えているんだぞ、というのを 選手及びファンにむけてアピール...
立浪 LAST GAME（2009年10月01日）
６番 ファースト 立浪 のアナウンスにナゴヤドームがどよめきが起こる。 後から思えば、４番 ライト ブランコのアナウンスで 気づくべきだった。 立浪の入場曲である「翼の折れたエンジェル」を４回聞いた。 落合の粋なはからいに、ただただ感謝である。 ライト前ヒット。 バ...
立浪FINAL（2009年09月29日）
その日が来ることは分かっていた。 いや、分かろうと努力していた。 もしかしたらその日は来ないんじゃないかと 無意識に否定しようとしていた。 桜が燦々と咲いていた頃、 あなたがコールされると、大歓声をあげていた。 蝉がうっとうしく鳴いていた頃、 あなたがコールされ...
拝啓、落合博光殿（2009年09月23日）
「巨人を追い詰めるのはうちしかいない」とか 「たぶんうまくいくでしょう」 とか大ミエきっておいて、 案の条の結果ですな。 ち～っとも追い詰めてないです。 ゲーム差が１になったことあったけど、 首位攻防戦で６連敗してて、 巨人にとってはノンプレッシャーだったはず。 ...
落合の意図（2009年09月14日）
井上一樹の４試合連続スタメンの理由をずっと考えていた。 なんで小池でなく、井上なのだ。 これといった理由がまったく思い浮かばない。 しかし、その意図が緻密な落合の思惑だと知った時、 思わず愕然とし、驚嘆した。 その理由。 ドラゴンズの天敵であるヤクルトの館山攻略...
二人にとっての開幕（2009年09月12日）
シーズン大詰めである１２４試合目、 残り試合が２０となった今日のヤクルト戦。 二人の男にとっての開幕試合になった。 ６回までを１点に抑える好投で、 今シーズン１勝目をあげた山本昌。 そしてもう1人。 その試合７番ライトでスタメン起用された井上。 バットを折りながら...
深紅の優勝旗の行方（2009年08月25日）
勝者のエースが悔し泣き、 敗者のエースが清々しい笑顔という 皮肉な結果に終った夏の甲子園。 中京のエース堂林にとっては 辛い夏になったことであろう。 ９回表の攻撃を終えた時点で１０対４． ＴＶの映像も中京ナイン一人一人を映し出す。 誰もが中京の優勝を確信した2死か...
ある男の生き方（2009年08月22日）
なぜそこまでして投げるのだ。 野球が好きだから？ 生き様を見せるため？ たぶん本人にも明解な理由は 分かっていないんじゃないかと思う投球。 しかしその投球はまさしく 魂を揺さぶられるものであった。 中年の星だとか、そんな陳腐な形容は使ってほしくない。 一球、一球を...
ドラゴンズイケメン軍団への道（2009年08月21日）
以前の遺書にも書いたが、中日という球団は華のある選手が少ない。 いわゆる地味な地方球団である。 TV中継の視聴率低下、スポンサー離れなど、 プロ野球人気にも陰りが見えている昨今、 「ナゴヤからプロ野球を盛り上げていこう大作戦」を決行していこうと 個人的に盛り上がっ...
打撃・三冠部門独占（2009年08月17日）
「マサカ オマエダッタトハ・・・」 とブランコは思ったのではないだろうか。 「なんか知らないうちにトップに立っちゃった・・・。」 と森野は思ったのではないだろうか。 スランプ中の森野は見ていて痛々しかった。 今年はだめなんじゃないか、そんな風にも思えた。 ヤクル...
ミスタードラゴンズ（2009年08月07日）
「ついに並ばれてしまいましたね」 ミスタージャイアンツが、ミスタードラゴンズへこの言葉を送った。 ５日の阪神戦、７回に代打で登場した立浪は右前打を放ち、 自身通算２４７１安打でプロ野球歴代７位タイに並んだ。 並んだ相手は巨人終身名誉監督の長島茂男である。 試合...
スター不在（2009年07月24日）
本日、プロ野球のオールスターゲームが札幌ドームで開催される。 中日から出場するのは、吉見、川井、ブランコ、荒木、井端。 この５人のうちファン投票で選ばれた選手はゼロ。 今年の吉見はファン投票で選ばれても、決しておかしくない成績なのに、 ファン投票でも下位の方な...
河野明子よ永遠に・・・。（2009年07月14日）
中日ドラゴンズの井端が、巨人の坂本を抜いて 首位打者に立った。 ７７試合目にしての１００安打を記録し、 これは自己最速であり、 福留（現カブス）の持つ球団記録１８６安打を 上回るペースとのこと。 現時点での話しではあるが、 井端はプロ入団以来、最高の成績を残してい...
ワインドアップモーション（2009年06月16日）
「ピッチャー振りかぶってぇ～第１球を～投げました！」 最近この実況をあまり聞かなくなりました。 ワインドアップではなくセットポジションが主流になっています。 ランナーがいなくても、セットで投げるピッチャーがほとんどです。 個人的にはワインドアップが、こ...
久々のナゴヤ球場（2009年05月23日）
思わず口ずさむ、燃えよドラゴンズ。 もちろん1番は髙木、２番は谷木。 ひさしぶりにこの空間に立った。 ある土曜日のナゴヤ球場。 中日対広島の２軍の試合を見に行った。 かつての照明設備がなくなり、 外野スタンドもなくなっていたが、 あの昭和49年を思い起こさせる風景が...
井端の思惑（2009年05月08日）
昨夜の感動的なドラゴンズのサヨナラゲーム。 このドラマを創りあげたのは、ルーキー野本と、 現役ラストイヤーの立浪の新旧両選手だと思っていた。 そこに井端が関係していたとは・・・。 同点で迎えたドラゴンズ９回裏の攻撃。 簡単に２死となった中日は、 代打野本の３ベー...
代打立浪（2009年05月08日）
「越えてくれぇ～！」 ドラゴンズファンの願いと、悲鳴にも似た歓声を乗せた打球は センターを抜け、劇的な代打サヨナラタイムリーヒットを生んだ。 簡単に２死になり、延長も覚悟した９回裏ドラゴンズの攻撃。 そこで落合監督は、今年のドラフト１位ルーキー、 野本を代打で...
マジカデミルツアーよもう一度・・・。（2009年05月04日）
公園でキャッチボール。 土古競馬場へ行く。 入鹿池でワカサギ釣り。 ナゴヤドームでドラゴンズ観戦。 子供と一緒にしたかったこと。 そして、実現できたこと。 ELLの清志郎ライブへ行く。 子供と一緒にしたかったこと。 そして、実現できなかったこと・・・。
お前さん効果（2009年04月26日）
「ここは何もない。お前さんに任せた」 昨日の中日ＶＳ巨人戦。 ２点ビハインドで迎えた９回。無死１、２塁。巨人の原監督は、 このセリフで代打・亀井を送り込む。 ネクストではバントもありと思っていた亀井は、 これで覚悟は決まった。 岩瀬の投げた１３１キロのスライダー...
川崎宗則と藤川球児（2009年03月24日）
川崎といえば前回WBCでも主力でスタメンの選手、 北京でも途中怪我するまではスタメンで起用されていた。 今回のWBCではずっとベンチを温め、 自分を奮え立たすかのようにムードメーカーに徹していたのが、 見ていて痛々しかった。 今回、村田の怪我による離脱で、回ってきたス...
※やすのりさんは現在存命中です。
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